SHARPのLinux Zaurus(ザウルス)SL-Cシリーズについてまとめました。
発売から18年以上経っても親指テキスト入力端末として優秀なデバイスです。
Linuxザウルスはまさしく、キーボード、ディスプレイ、本体が一体化された手のひらサイズの極小パソコン。
日本の人たちはとても親切にしてもらいました。そして未来に住んでいるようだと感じました。 シャープ・ザウルスのような、Linuxを搭載してプログラムができる、信じられないようなデバイスがありました。 そういったものは文字通り、1時間先にある未来からきた機器でした。 新しいテクノロジー機器を熱心に探求する日本の人たちと出会ったことは、私にとってとても良い経験になりました。 台湾IT担当大臣 オードリー・タン
SL-Cシリーズは発売時期によって大きく3つの世代がある。全8モデル。
国内第1世代(2002年): SL-C700
国内第2世代(2003年): SL-C750・SL-C760・SL-C860
国内第3世代(2004年): SL-C3000・SL-C1000・SL-C3100・SL-C3200
発売順はLinuxザウルスの歴史を参照。
詳しくは ザウルス - Wikipedia参照。
SL-C1000はハードディスク非搭載モデルのため連続稼働時間が最長。
SL-C1000
消費電力:2.3W
明るさ最大時連続表示時間:約5時間
明るさ最小時連続表示時間:約8時間
SL-C750の約220gが最も軽い。
SL-C750
質量:約220g
薄い方が使いやすいような印象を受けるが、実際に使ってみると『ある程度厚みがあった方が親指入力がしやすい』。
SL-C7xx系、SL-C8xxモデルは厚さが薄め、SL-C1000,SL-C300系はやや厚めになっている。
機種名 | SL-C1000 | SL-C3000 | SL-C3100 | SL-C3200 |
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OS | Linux(Lineo uLinux) | |||
CPU | Intel XScale(PXA270 416MHz) | |||
表示 | 640×480ドット・3.7インチ65,536色 透過型システム液晶(バックライト付) |
詳しくはシャープ公式サイトの モバイルツール Zaurus SLシリーズ製品比較表参照。
画面サイズはSL-Cシリーズ全てのモデルが3.7インチ。
以下の液晶保護シートがSL-Cザウルスに対応している。
バッテリーは標準バッテリーと大容量バッテリーの2種類がある。
詳しくはザウルスSL-Cシリーズ電源バッテリーやACアダプタ入手方法参照。
2020年現在でも新品の代替品が入手できる。
WEPであればどの無線LANカードでも良いが、WPA/WPA2で接続するには特定の無線LANカードが必要になるので注意が必要。
有線LANはCFカードタイプのLANカードであればほぼ問題なく使える。
Linuxザウルスでは以下のストレージにデータを保存できる。
SDカードはSDHCドライバを入れることで最大32GBまで使えるようになる。